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スタートアップを起業して5ヶ月「このスタンスは貫くべき」と思っていること

2018.04.01

初めまして。

 

タイトルにある通り僕たちは、2017年4月4日に起業しました。起業してから約5ヶ月が経過しました。(2017年9月13日現在)

 

自分も含めて起業経験がある人は1人もおらず、まさに”一寸先は闇”の状況で、なんとか会社を形にしてきました。(一寸先は闇は今もですw)

 

会社の代表としてもイチ社会人としても大事にしてきたスタンスがあって、起業して5ヶ月経って「このスタンスは貫くべき」と改めて思ったことがあります。

 

スタートアップ企業の【理想】と【現実】のギャップは半端ない

 

よく理想と現実という言葉がありますが、スタートアップ企業の場合は

この【理想】と【現実】が最も乖離しやすい環境だと思います。

 

スタートアップ企業は、「自分たちが思う世界観を達成する」という究極の理想を掲げ起業します。

 

今まで、どんな企業も成し遂げてこれなかったような高い目標を掲げます。

 

一方で客観的に考えれば「人数が少ない」「資金力もない」「認知度もない」「サービスクオリティーも課題だらけ」みたいな状態です。ほとんどの企業がそうだと思います。

 

この理想と現実の半端ないギャップに日々、自分の不甲斐なさを感じているスタートアップ経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

どのようなスタンスで仕事をしていたか?

 

理想の状態の達する為の、特効薬は基本的にはありません。

 

現実の状態から着実にスピード感を持って、理想までの階段を上がっていくしかないことは事実です。

 

ただ、

 

現実の目の前のことに精一杯になって理想を忘れてしまう

理想ばかり意識して目の前で処理しなければいけないことに対応できていない

現実も理想も中途半端になってしまい、結局どっちつかず。。。

 

みたいなことが往々としてあると思っています。

僕はそのような状態にならないように、「理想脳」と「現実脳」を意識的使い分けて、常に理想と現実をリンクし続けるということを行なっていました。

 

これは個人のキャリア論にも使えるかと思います。

 

「理想脳」になり、そのために理想を達成する為に必要な要素を考える。その時に今の自分たちの経営資源や自分のスキルなどの制約は考えないようにします。

 

「現実脳」になり、今の経営資源や確保できる時間を加味した上で、今できることにフォーカスを当てて考える。その時に今の自分たちの経営資源や自分のスキルで出来ることしか考えないようにします。

 

このように「今は理想モード」「今は現実モード」みたいに意識的に繰り返していると自然と現実と理想がリンクし、理想を実現させるために、今一番必要なことが行えるようになります。

 

「目の前」の先を見る。

 

理想脳と現実脳を意識使い分けたことで「良かったな」と思う例をご紹介します。

 

これから企業を成長させて行くにあたり採用と教育は大きなテーマになります。

 

採用と教育について、「理想」は大企業やメガベンチャーのようにしっかりとした制度やフローが整っている状況だと思います。

 

スタートアップでは現実の目の前の「営業」や「開発」が大変で、教育の体制の構築や評価制度の設計などに時間を使うことが少ない、又は全く無いという企業が多いと思います。

 

現実を考えると今やらなければいけない「営業」や「開発」などに時間を使った方が短期的な収益には繋がります。

 

ただ理想を考えると今いるメンバー、そして入社するメンバーが納得感とモチベーションを持って早く成長していける方が、企業としての成長スピードは最終的に早まります。

 

それは理想の状態を考えた上で、現実に戻って考え直した上で今やることを決めたため教育の体制の構築や、評価制度の設計などに時間を使う意思決定が出来ました。

 

まだ完璧な教育体制や評価体制や採用体制は築けてはいないですが、今ある経営資源やスキルを考えた上で、理想につながる最適な行動ができたと思います。

 

社会人1年目とかインターンとか関係ない。理想を描くのは忘れないで!

 

これは経営に限った話ではなくキャリアアップにも当てはまる話です。

 

社会人1年目の新人も学生も「こんなビジネスマンになりたい」みたいな理想を持っている(持っていた)はずです。

 

ただ、仕事を続けていくと、どうしても目の前の現実の業務のことでいっぱいいっぱいになってしまい、理想を忘れてしまうと思います。

 

理想を描くのを忘れてたら、人生ロマンがありません。

 

自分が描く理想を考える「理想脳」になる時間を意識的に作り、「現実脳」に戻って、今できることを考える。

 

この繰り返しで、「理想」は確実に「現実」になると信じています!